大刃物&工具大会

増税前の駆け込み購入でナイフとか工具とか購入しまくっています。ナイフは予定外でしたが研ぐのが楽しくて仕方ありません。持って歩こうとは全く考えていませんけどね。刃渡り5.5cm以上で銃刀法、それ以下でも軽犯罪法でしょっ引かれるという厳しさです。

肥後守の安いやつがあったので697円と839円をポチりました。子供のころ何度か購入して持て余してどこかにいった記憶しかありません。懐かしいので購入しました。安いので研ぎの練習によさそうです。全鋼と割込があったので割込を選びます。全鋼なら576円です。もう1つの方は青紙割込だそうです。青紙は高級刃物用の鋼です。なぜそれが697円で合わせ買い対象商品なのかと一瞬考えましたが選びました。あと、Opinelの高炭素鋼のNo.8とNo.6も選びました。

工具とかは置いておいて今回の内容はこれだけです。受け取った肥後守は外見はほとんど同じです。ハンドルは昔はクロームでしたが今は黒鉄色(ガンメタル)に黒く輝いています。とはいってもなんかべたついていて磨きましたけどね。刃を出してみるとOpinelよりも分厚くて、全長はNo.6と同じくらいです。ブレードの形が違いますね。

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フランスの肥後守と本家日本の肥後守2種

Opinelは革砥だけで手で持ったコピー用紙がシャーっと切れるところまで持っていけるのですが、肥後守は無理でした。刃が使えるところまで研がれていない状態なので全く無理です。

青紙割込の方はそれでも何とか紙に切れ込めましたがそのままシャーっと切って行けません。何よりもこっちの方はブレードの前方斜めになった部分の左右両側にバリがあるのです。作りは荒いですが材料は良くて値段も安いと。ミニルータのカッティングディスクの腹でバリ取りをしました。

すぐに出せる3000番の砥石で両方とも研ぐことにしました。西洋ナイフと違ってブレードがほぼ直線なので包丁のように研ぐことができるのは楽です。あと、切っ先まで刃があります。高い方はすこーしブレードの曲線が複雑で全域できれいに紙を切れるようになるのに時間がかかりました。刃を滑らせると砥げていないところでガっと止まってしまうのです。とりあえず両方とも革砥で仕上げてびっくり。青紙割り込みの方は刃紋のような層の境界線が見えるのです。マジでブレードで刃物用の鋼を挟み込んでいるようです。高い方はOpinelと同じような感じです。砥石研ぎが下手なので所々変な傷が入っているのは残念ですがとりあえず満足いきました。同じ切れ味がおろした後革砥で仕上げるだけで実現できるOpinelはすごいです。2本とも革砥だけです(切っ先に刃は付いていませんが)。

安い方の肥後守は安くて仕上げが酷い代わりにじつは物が良いのでAnazonで調べてみると、購入履歴から直接飛んで行った先が2507円になっていました。Anazonの直接販売で最後の1つなのですが、この値上がりは何なのでしょう。まー、安くいいものが手に入ってラッキーです。ブレードの背中のエッジが立っていて、ブレードの中央ちょい下にちょっと傷でくぼみがあるので、検品落ちした奴の再生品かもしれません。通常では1000円を超えるようです。