物置部屋を片付けていたら、大昔に秋葉原の街頭で売っていた懐中時計を発見しました。電池が切れていたのでアマゾンで電池を注文して、ベルト清掃用に常備している安物の時計修理工具セットで電池を交換してみました。
裏ブタをこじ開けて電池を確認して注文します。
電池の交換を軽く考えていましたはこれがえらく大変です。電池をホールドしている極小のネジを外す必要があります。
はんだ付けの補助台に付いているルーペを覗きながら大体の当たりを付けます。精密ドライバは長さがあるので垂直に立てるとルーペに当たります。なるべく離れるようにルーペの距離を調整してぐるぐるとネジを回します。電池の5時半の方向にあるネジと9時半の延長方向にあるネジを外すと電池が動かせるようになりました。
鉄道模型のパーツの取り付けでピンセットに挟んで飛ばしまくっている経験からピンセットを使うのは止めて、緩く磁化している修理工具セットの精密ドライバにすべてを託します。
ルーペ圏外に出したネジを見てあまりの小ささに戦慄します。これは素人がいじるものではなかった。
何とか電池は外れました。頑張って新しい電池を装填します。
問題はネジを取り付ける方です。思いっきり小さいネジを磁化したドライバの先端に合わせます。ネジ穴に持っていくとポロっとずれます。辛抱強くトライして何とか成功。2つのネジを固定して裏蓋を戻すと時計は動いていました。これでまたしばらくこの時計は使えるようになります。
腕時計の電池の交換は絶対自分でやらないでおこうと心に誓いました。まあ、エコドライブを使っているので交換の必要はないんですけどね。