大名やくざ読了とKindle

ちょっと前に風野真知雄の「隠密 味見方同心」という本をKindleストアで見つけて買って読みました。流行の料理ものだろうと気楽に買ったのですが、1話完結ではなく各話を通してストーリーが進行していく形式で、1巻の終わりの展開に意表を突かれました。1巻読了後にストアでまとめ買いしました。池波正太郎の時代小説のシリーズを先に読んでいると、現代語訛りのセリフに少し違和感を感じたりもするのですが楽しく読了しました。ただ、今思い出そうとして終わりの部分の記憶がありません。こちらのシリーズの終わりが凄かったので掻き消えたかな。

続いて同じ作者の「極道大名」に手を出して2巻まで楽しく読みました。こちらはやくざが主人公なので現代語訛りは全く気にならず読了。これでシリーズは終わったのかどうなのか、続きもありそうな気がはしています。で、このお話は読みながら何かの続きらしいというのはわかっていたので、Kindleストアで捜索してこの「大名やくざ」を発見したというわけです。

面白くて先週のウィークデーの通勤時間と休憩時間に3冊読んで、今週末にシリーズ残りの5冊全部を一気読みました。先にこっちを読むべきだったとは後悔しましたが、シリーズ間で前後してもまあ何とかなりました。一気読みするとKindle VoyageやOasisはバッテリーの減りが結構激しくてびっくり。

続いて本所おけら長屋を購入し数ページで挫折しました。何だろう、ノリが合わないというか楽しくないです。もう少し読み進むべきか。

通勤時間が電車に乗っている時間が3分程度なので読書はあまり進まないのですが、一度ダイヤが乱れると収拾がつかなくなるJR東海なので、30分ホームに立ったまま読んだりもありました。まとめ読みを始めると生活に支障が発生するので封印していたのですが、ついうっかりやってしまいました。ここで面白いシリーズものを掘り当てたら最後です。

ただ、やはり紙の本に比べるとKindleだと集中が続きません。大量の本が場所を取らないこと、さっとカバンから取り出して読み進められることは非常に便利です。でも、読書中にはっと気がそれてしまいます。

Kndleから紙の本として取り出せたらえらいことになる量が入ってみます。この点は電子書籍は大変ありがたいです。OasisやVoyageは小説ばかりですが、Fireの8インチタブレットにはコミックがわんさか入ってます。Fireタブレットのコミックがシリーズでスタックするようになって本当によかった。ただ、楽天の昔の電子書籍みたいに、いきなりサービスを打ち切られたら生きていけなくなりますけどね。

次は小説のシリーズのスタック化と、シリーズの順番の明確化もお願いしたいです。椎名まことや東海林さだおなどのエッセー集はKindleでは順番がさっぱりわからないという結構致命的な問題があります。紙の本なら背表紙の上の方に連番があったりするので何とかなるのですが。

仕方ないので順番を確かめようと開いていくと、新しいと認識されてソートのトップに来るのでもうめちゃくちゃです。作者順や書名順のソートだと最近買ったものがわからなくなって底の方に沈んで行くため、ホイホイ購入する自分には新しい順一択なのです。

例に出しましたが、東海林さだおのエッセー集は全然数出ませんけどね。全部電子書籍化して欲しいです。あー、柳田邦夫のマッハの恐怖もいい加減電子化されないものか。フジ出版社から出ていたハードカバーを中学生くらいのときに図書館で読んで以来読んでません。フジ出版社が今どうなっているのか調べてみると、

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4.9
amazon.co.jp の評価

会社一軒届けてくれるのかよ。大きく出たな。こういう時、アマゾンは本当に検索の邪魔です。結局この出版社が現存しないことしかわかりません。