エンディミオン読了

エンディミオン」を読了しました。通勤途中に「ハイペリオン」、「ハイペリオンの没落」と読み進めてきましたが、今のところ、この第3部のエンディミオンが一番のお気に入りです。だんだんと明らかになってくる謎が何ともいえません。前作を読んでいれば予想通りに明らかになるところが心地良いと言いますか。「ぼく」使いの主人公にはあまり期待していませんでしたが、実は結構白兵戦にも強かったり、自衛軍で勲章を3回もらって曹長で名誉除隊だったり、うーむ、楽しませてくれるわい。この主人公エンディミオンは最初はマジでぱっとしない役回りだったものですから、最後の方の頼もしさというか変わりようには驚きました。つーか、いきなりシュレディンガーの猫状態の主人公の語りから物語が始まるというのにはびびりました。しかも、その語りの中でいきなり凄いことになりますw

エンディミオンの続編である「エンディミオンの覚醒」はこれよりもさらに分厚くて上下に分冊されていて、1冊1000円だったりして、しかも、どこを探しても上巻が見あたらなかったりしたものですから、読む速度を落として覚醒の上巻を捜し歩いていました。で、この間やっと見つけ出して購入できたので一気に加速して読み終えたという次第です。

エンディミオンの覚醒」はマジで分厚いです。無印良品でかつて売られていたヌメ革のブックカバーの横幅が足りずに、端っこがちょっとはみ出しています。しかも、このシリーズは裁断が悪くて紙の切断面が圧着気味にくっついているところが、ちょっと気に入りません。分厚くて高くて、6年間誰も手に取ってなかったのだろうなぁと思いますw 2002年11月発行です。