Civilization III

久しぶりにインストールしてPlay the worldという拡張も入れた状態で、日本でプレイする。地形は多めの大陸で、それ以外は標準。コツをすっかり忘れているため、かなり苦戦することが予想される。難易度は下から2番目。
休み時間にしかプレイできないので、町の雰囲気と生産は行政官に任せることにする。

登場文明の名前が実在のものなので、非常に不穏な文章になってしまうのが問題ですなー。謝罪も賠償もできませんのでよろしく(笑)

■文明の曙
首都を作り周囲の探検に乗り出す。しばらく開拓が進んで、身近なところには馬がない事が判明する。かなりピンチ。鉄鉱石は無事に勢力範囲にあり、贅沢品は象牙が2個あった。我が国土は太めの半島で、地峡部の山岳地帯の向こうに朝鮮があった。その向こうに中国とインドも確認する。あちらは大陸らしい。他には、フランス、ドイツ、スペイン、アラブ、モンゴルなども確認できたが、しばらくは土下座外交で適当にあしらっておけばいい。中国やインドとはオリジナル版からの顔馴染みだが、今回導入した拡張セットで登場した朝鮮は未知の国家だ。我が日本は狭い国土ながらも都市を密集させる(可能な限り1マス間隔でびっしり)戦略なので都市数はかなりある。周辺諸国との友好的な関係を維持しながら(このゲームではインドが、かなり好戦的なので気を付けて機嫌を取る。インド、中国とは、頑張ればかなり友好関係を維持できるのだ)国力の向上に努める。こちらに食い込んでいた朝鮮の都市を1つ転向させる事にも成功して、地峡部を突破して国土を広げる。残った透き間を埋めて3ヶ国との国境は確定した。インドの飛び地が、我が半島のどてっぱらに1つ食い込んできたのは痛いが、New広島が朝鮮領に食い込み、鉄鉱石の産地を脅かす形になった。中国とは直接国境を接することはなかった。

■中世に入る
時代は進み、中世に入り侍が作れるようになる。日本の国土には馬がいなかったため、これが最初の快速ユニットだ。不思議の建設はことごとく乗り遅れた。正直へこむ。しばらくすると日朝国境線に朝鮮の騎士が出現した。この時点で火薬の発明がちょうど完了したので、New広島の生産をマスケット兵に切り替えて(生産完まで1ターン)、壁もキューに入れる。カタパルトも送り込む。ところがそのターンに朝鮮が宣戦を布告してきた。New広島は現有兵力で1ターン抵抗したが、翌ターンに陥落する。さらに救援に駆けつけていたカタパルトまで奪われた。続いて側面からばらばらと戦士、弓兵、槍兵が後方地帯への進入を図ってくる。侵入を許したら経済はガタガタにされてしまう。旧式化した剣士部隊で迎撃し、弓兵のためにかなりの損害を被りながらも進入は全て阻止した。侍の生産は捗らず、前線には数部隊しかなかったので、これらは長槍兵とともに町で騎士の攻撃を食い止めるのに精一杯となる。騎士は強いぜ。反撃に用いた中世歩兵はあっという間に全滅するが、侍が防衛戦闘に勝利したので黄金期に突入することに成功した。

■黄金期の奇蹟
黄金期に突入すると収入が増えて生産力が向上するため、生産が滞っていた侍が続々とロールアウトしてくる。各町の生産物も完了次第、侍に切り変わってゆく。絶対防衛ラインの町々に反撃部隊の蓄積を開始して、攻め寄せてくる騎兵と騎士を次々と返り討ちにしてゆく。騎士や騎兵は危なくなると後退するため、なかなかトドメをさせないのだが、侍なら移動動力が2あるため、次のターンに出撃して手負いの敵を撃破したあと町に戻ることが可能なのだ。侍の数に余裕が出たので敵の突出部に侵入させて道路網を寸断し、通りすがりの労働者を捕獲する。後方地帯の経済活動の破壊だ。

■外交戦の勝利
平行して外交も強化する。朝鮮は同盟国を持っていないようだ。先手を打って朝鮮を挟撃できる中国、インドとの友好関係を強化する。さらに、大使館を設置して(今まで金がなくてできなかったのだが、外交で技術を金に換えてキャッシュを増やして一気に実施した)対朝鮮の軍事同盟を結ぶ事に成功した。
インド軍と中国軍が国境を越えて攻め込む中で、守勢から攻勢に転じた侍軍団は、後方撹乱部隊と連携して、インド側にあった象牙の町を奪い、New広島を奪還することに成功する。さらにインドが狙っていた鉄鉱石の町の制圧にも成功した。インド軍の戦果は今のところないようだが、中国軍は香料の町を1つ奪い取っている事を確認した。

■早くも戦後を夢想する
形勢は完全に逆転した。中国はモンゴルを対朝鮮同盟に引きずり込んだし、どうやら世界で最初に滅びる文明は朝鮮で確定したようだ。戦後をにらんで外交交渉を活発化させておかなければ、次に滅びるのは日本かもしれない。外交は重要だ。

■講和
その後、町を1つ奪い、首都ソウルを伺う体制となったが、そこで黄金期が終わってしまった。民主主義国である日本は、気がつくと厭戦気分で国内がガタガタになっていた。収支はマイナス百数十という破綻ぶり。君主制に切り替えてしばらく我慢しているあいだに、勝手に軍備が失われてゆき(1ターンに1部隊ずつ)、厭戦気分を君主制で押え込んで、なんとか収支が+に転換する。インド、中国が和平を結んだので、日本も対等講和条約を締結しておく。何か中国とインドが苛立ってるな。単独講和じゃないどころか、そっちが単独講和じゃねーか。と突っ込んでも聞いてくれるわけもなく放置はできない。インドとは商取引で、中国とは相互通交条約で関係を改善する。やっと国内と周辺が安定してきたのに、西欧諸文明はそろって苛立っているのが気掛かりだ。体制を民主主義に戻して技術の開発にも励まなければ。

■朝鮮滅亡
そうこうしているうちに、中国に誘われて参戦したモンゴルは、他国がすべて講和を結んだにも関らず、単独で朝鮮を滅ぼしてしまった。徹底抗戦したため、多数の朝鮮の都市が破壊されてしまった上に、都市が占領されて文明の影響範囲が狭まったため、文明の境界(つまり国境)が開いてしまい、文明の及ばぬ地域が多数出現したのだ。さっそく飛び地になっていた占領都市との間に、New博多を作って領土を連結する。ソウルの跡地にはインドが進出した。

■戦乱の予感
ここで文明の隙間を通ってドイツの騎兵が多数越境してきて、New博多を包囲する体制を取る。明らかに戦争をふっかける直前の状態だ。New博多には守備隊として侍部隊が1つだけなので、非常にまずい。カノン砲の生産は途に就いたばかりで、まだ1個部隊だけで移動も間に合わない。
日本ピンチ。外交努力全開か。都市を1つ譲り渡すか。そこに中国がやってきて相互防衛条約の締結を求めて来るではないか。相互通交条約が功を奏したらしい。中国はアラブと相互防衛を結んでいるので理想の相手だ。渡りに舟と快諾する。さらにフランスを懐柔して相互防衛を結ぼうとしたが、懐柔までは成功したが(象牙をタダで20ターン提供)、お金がないので大使館を建てられなかった。ちょっとまずい。フランスはスペインかどこかと相互防衛条約を結んでいるため、これが実現すればドイツの暴発は即世界大戦となるのだ。つまり、日本を軸に2つの相互防衛条約が、有無を言わさずに結びついて5ヶ国条約となってしまうのだ。緊迫する世界情勢。なんとかしてそのターンにお金を作るか、1ターン回すか。世界は息を呑んだ(笑)