戦士志願読了

面白かった。頭の切れる主人公が口先で丸め込みうまく処理していきながらも、状況はそれを上回る勢いでどんどん悪化していって、もうあかんという状況が鮮やかに逆転するのは気持ちい良いです。いろいろ細かくプロットを考えているのだろうなと思うときが遠くなりますけど。

バラヤー人は登場人物の姓名から考えるとロシア系の民族ですが (いとこに叔父からバカといわれるイワンがいたりします)、古めかしい制度と見事にマッチしています。現実の現代でも半ば蛮族だったのは想定外ですが(笑)。問題はこのシリーズはこの後、直近の4冊までの間の作品が電子化されていないことです。と思ったら2番目に新しい「マイルズの旅路」は電子化されてないやんけ。

このシリーズはもう10年単位で読んでいないのでと思いながら書架に行こうとしたら、がらくたの山が接近を拒んでいます。ウルトラQとウルトラマンのボックスを取り除き、崩壊をたくらむガラクタの山と闘いながらどうにか本を取り出しました。そうか1995年の4版からの付き合いか。最近お見限りだけど。というわけで、半ば内容を忘れていましたが楽しめました。(俺引退したら積んでいるボックスをまとめて観るんだ)

GURPSのサプリを眺めつつ"Barrayar", "Escobar", Beta Colony"なんていう綴りを確認しています。読むと言えるほど理解はできません(^_^;)。バラヤーからジャンプ7回でベータに行けるそうですが、サプリの図だと4回の接続です。

銀河の歴史の章を発見。21-22世紀に地球は恒星間植民を開始して、まず40光年先にアルファコロニーを建設して完全に失敗し、2番目がベータ植民地とのこと。バラヤーに到達するのはいつになるのかわからない読解速度です。

ゲームのルールブックと技術書は用語を抑えておけば時間をかければ何とか読めるから楽ですわ。小説になると一気に難しくなります。あ、ゲームのルールでも古いやつになると関係代名詞が5,6個出てきてダラダラとつながる文が出てくることもありますけどね。