31日に久しぶりに神保町に出かけたら売っていました。以前から、The GamesのOCSは大規模作戦級なのでポーランド侵攻やフランス侵攻もちょうど良いのではないかと思っていたので大変うれしい収穫です。5月10日から6月3日までの期間をキャンペーンシナリオや限定シナリオなど合計10個でプレイできます。1ヘクスは3マイルで1ターンは2日です。東部戦線のシリーズとはユニットのレーティングが異なるようです。
6月3日はダイナモ作戦終了の日です。つまり、ドイツ軍の黄色作戦の全日程だけを扱うゲームであり、対仏作戦後半の赤作戦は含まれていません。つまりイタリア軍も登場しません。
装甲10個師団と自動車化歩兵4個師団の他にSSの自動車化歩兵2個師団がマルチユニットの編成で登場します。大ドイツ自動車化歩兵連隊とアドルフヒトラー自動車化歩兵連隊も登場します。アクションレーティング(以降はAR)は装甲師団が4から5、自動車化歩兵師団が4です。師団ごとに編成はまちまちで装甲大隊が2個から4個と自動車化歩兵連隊が1個から2個の他にオートバイ歩兵大隊1個と装甲車1個大隊と自動車化砲兵連隊1個で構成されています。このあたりはカウンターシートを見ているだけでにやにやできます。
第22空輸師団と第7降下猟兵師団もマルチユニットです。第22空輸が9個大隊で砲兵なし、第7降下猟兵が5個大隊で砲兵なしです。
フランス軍は機甲4個師団と機械化歩兵3個師団と装甲騎兵5個師団がマルチユニットです。第4機甲はドゴールの寄せ集め師団なので11ユニット編成です。機甲師団のARは2から3、機械化歩兵は3から4、装甲騎兵は3です。バルバロッサ作戦の時のように、一方的に蹴散らせるだけのARの差はありません。
他に、オランダ軍、ベルギー軍、イギリス大陸海外派遣軍が登場します。オランダ軍はおおむねAR2で自転車大隊に2個ほどレート3があります。ベルギー軍は騎兵2個師団がマルチユニットでオートバイ歩兵3個大隊と自転車1個大隊、馬匹砲兵1個大隊の編成です。ARはそれぞれ3です。イギリスの派遣軍は機甲1個師団と歩兵1個団がマルチユニットです。第1機甲師団は戦車6個大隊のみというオールタンクドクトリンを先取りしたような編成です。ARは3個が3で3個が4あります。1ユニットの歩兵は12個師団ありますが、20-4-3の師団から8-2-2の師団までばらついています。
シナリオは以下の10個です。南中北に分割した8ターンの3個シナリオ、先の3個をくっつけた8ターンのミニキャンペーンシナリオ、セダン突破シナリオ(2ターン)、アラスシナリオ(1/2ターン)、ダイナモ作戦(ダンケルク撤退)シナリオ(8ターン)、キャンペーンシナリオ(13ターン)(黄色作戦キャンペーン:オランダ抜き, 黄色作戦キャンペーン:オランダ込み、黄色作戦キャンペーン:もしもわたしが歴史と同意見だったら、黄色作戦キャンペーン:もしもわたしが管理していたら)
そういえば、箱が菓子折のようなベコベコしたものからGMTなどのしっかりした箱と同じ造りに変わっていました。いつから変わったんだろう。Case Blueはベコベコの菓子折でした。
