Leyte Gulf

Second World War at Seaシリーズの1個前の作品です。シリーズのほかのタイトルは大戦前半を扱うものばかりでしたが、これは1944年のレイテ海戦を中心に渾作戦や1945年の機動部隊による日本本土襲撃までを扱います。

このゲームは横にダブルサイズの箱に入っていて非常に大きいですが、実はノーマルサイズの箱にぎりぎり収まるコンポーネントです。したがってふたを開けると最初に飛び込んでくるのは緩衝材となる丸めた紙です。おそらく価格に相応のコンポーネントにしようと、箱だけを巨大化させたのではないかと邪推してしまいます。

内容は510個のダブルサイズユニット、2240個のノーマルサイズユニット、3枚のフルサイズマップが入っています。マップの紙質はテカテカのコート紙です。ざらざらの紙よりも丈夫なのかもしれませんがあまり好きではありません。日本軍のユニットには、陸軍空母のにぎつ丸とあきつ丸 (実際はにぎつ丸は航空兵装は施されませんでした) や戦艦バージョンと空母バージョンの信濃や大和型戦艦4番艦の薩摩や巡洋戦艦相模と周防が入っています。シリーズのほかの作品に登場した艦船のうち1944年まで生き残ったものは'44型のユニットとデータに更新されており、大戦前半に比べると非常に対空火力が強化されています。

Battle Scenario

  • #1 Surigao Strait, 1944/10/24 西村&志摩艦隊対米第七艦隊のスリガオ海峡の戦い
  • #2 Operation Kon, 1944/6/8 渾作戦の駆逐艦5隻対第74任務群の戦い
  • #3 The Battle Lines, 1944/6/20-21 渾作戦で日本の主力艦隊が実際に反撃を実施した場合の仮想戦
  • #4 Super Heavyweight Bout, 1945/7/19 日米の計画艦隊同士の殴りあい
  • #5 Taffy Three, 1944/10/25 レイテ海戦の栗田艦隊対アメリ護衛空母群の戦い
  • #5.a Third Fleet vs. Kurita 米第三艦隊対栗田艦隊の戦い (公式サイトに掲載) 米機同部隊の主力戦艦部隊です
  • #5.b Seventh Fleet vs. Kurita 米第七艦隊対栗田艦隊の戦い (公式サイトに掲載) スリガオで活躍した上陸支援部隊です

Operational Scenario (シナリオ多過ぎで内容チェックできていません)

  • #1 Operation Desecrate, 1944/3/28-4/3
  • #2 Operations Reckless and Persecution, 1944/4/21-27
  • #3 Wakde and Biak, 1944/5/16-6/12
  • #4 Turkey Shoot: The Battle of the Philippine Sea, 1944/6/13-25
  • #5 Task Force 38 Raids on the Bonins and Palaus, 1944/9/6-12
  • #6 Invension of Morotai: 1944/9/13-20
  • #7 Prelude to Invension: The Formosa Air Battle, 1944/10/7-17
  • #8 Leyte Gulf: The Largest Naval Battle in History, 1944/10/17-25
  • #8.a Leyte Gulf: The Japanese Fantasy 日本陸海軍の航空隊が充実していて信濃と伊吹が戦艦/空母と重巡/空母の選択登場します。艦載機は13×A6M5、4×B6N, 1×B5N, 1×D4Yだったものが22×A6M5, 12×A7M, 10×B7A, 10×B6N, 1×B5N, 10×D4Yと強化されており、在フィリピンの航空隊も倍近い数に増えています。米軍はオリジナル通り。この程度の増強で勝てるのかはわかりません。
  • #9 MacArthur's Nightmare: The Invasion of Formosa: 1944/11/8-12/25
  • #10 Ormoc: Landing of 77th Infantry Devision of Formosa: 1944/11/5-12
  • #11 Midoro Invasion: 1944/11/11-30
  • #12 Fifty Cent Tour: Raiding Formosa, Southern Japan nad the South China Coast: 1944/11/30-1945/1/25
  • #13 Operation Detachment: The Invasion of Iwo Jima, 1945/2/16-3/16
  • #14 Operation Victor III: The Invasion of Palawan, 1945/2/26-3/5
  • #15 Driving Home the Point: The March 1945 Carrier Raids on Japan, 1945/3/14-23
  • #16 Divine Wind: The naval Battle for Okinawa, 1945/3/14-6/30
  • #17 Reaping the Whirlwind: The last Carrier Raids on Japan, 1945/7/8-8/10

金剛

  • 初期型 主砲8(重)、副砲4(重)、小口径砲1(無)、対空321、速力3、船体15(軽)
  • '44型 主砲8(重)、副砲3(重)、小口径砲2(無)、対空963、速力3、船体13(軽)

大和

  • 初期型 主砲18(重)、副砲4(重)、小口径砲3(無)、対空54321、速力2+、船体29(重)
  • '44型 主砲18(重)、副砲2(重)、小口径砲4(無)、対空12963、速力2+、船体22(重)

第一作目のSOPACから大和のデータを持って来たのですが、船体のボックス数が違いますね。対空火力も'44型では12火力が4段階で減少しますが、初期型では四角が5つです。エラッタスペシャルルールを読まないといけないとは思いつつ、面倒なので調べていません。