Dx0 Optics Proの現像

いろいろ実験しましたが結局のところ

  • 無補正だとレンズの歪みも補正されていないので厳しいが、レンズの歪みを補正するとプリセットのDxOデフォルトとはDxO Lightingの有無とヴィネットの有無とノイズ除去の差しかなくなってしまう。
  • DxO Lightingは暗くなるまで発動しないが、肉眼で真っ黒に近い暗部が発生すると適用される。適用されると暗部は持ち上げられて灰色になるが、普通に明るい写真では適用されない。
  • ヴィネットは四隅を中心にかかっているが、適用の有無が異なる画像を交互に表示しないとわからないレベルである。交互に表示すると差ははっきりする。

といった感じです。左下の暗部が強力に持ち上げられています。
f:id:Seamoon:20100116133234j:image:w350f:id:Seamoon:20100117133234j:image:w350
D40+ED18-55, 1/160秒 F8 ISO 200 -0.3段 18mm

リアリスティックカラーも試してみました。リアリスティックカラー1は灰色っぽくなってしまうのであまり好きでないのですが、こってり目のリアリスティックカラー3は赤が一発飽和してしまいます。右側がリアリスティックカラー3で狐の前がけの赤が飽和しています。この写真はISO 800で撮影していますがノイズ除去のおかげもあってざらつきは感じられません。ノイズ除去の有無が異なる写真を等倍で交互表示すると暗部はかなり塗りつぶされた感があります。この塗りつぶしは暗部を持ち上げてノイズが載っている箇所にしか発生しないので、無理やり手持ちで夜景でも撮影しない限り問題は感じないと思います。
f:id:Seamoon:20100116134002j:image:w350f:id:Seamoon:20100117134002j:image:w350
D40+ED18-55, 1/250秒 F4 ISO 800 -0.3段 26mm

あと、いろいろためしてみましたが、カラーレンダリングの色調をD2X,D2XSにすると、DxO Lightingはほぼ無効になります。コントラストが高すぎてほとんど効果が見えなくなるようです。効果がないので比較サンプルは無です。夜景に適用すると濃い色合いで明暗がくっきりします(つまり暗部はつぶれたまま)。昨日の夜景の一番右の列がこれです。