SIGMA Photo Proを使い込んでみる

15日(土曜日)に撮った写真の中から2枚ほど、純正現像ソフトのSPPでまじめに現像してみました。

基本的に撮って出しに準じる主義なので細かい変更はあまりしたくないのですが、やれることは少ない割にやってみるとえらい勢いで画が変わっていくので面白くていじってしまいました。元の画はISO800で撮影した荒れ気味のものだったのですが見違えるようです。

f:id:Seamoon:20120919232307j:image:w360f:id:Seamoon:20120919232246j:image:w360

SIGMA DP1 Merrill, f/8, 1/250秒, ISO800の撮って出しとSPPで露出+0.3, 彩度+0.5, X3 Fill Light +0.1, カラー調整 7C+1Mでカラーを風景にして現像したものです。

f:id:Seamoon:20120920010439j:image:w360f:id:Seamoon:20120921232732j:image:w360

↑これは上のSPPの現像をTIFF出力して、DxO Optics Proで暗部を持ち上げたものです。右に彩度を上げずに作ったTIFFで暗部持ち上げをした物を追加しました。

赤被りが飛んでこってり気味のいい色になりました。イジリ倒した画になりましたが、最初に撮ったJpegの傾向から見て、ちゃんとカメラを設定していればこんな感じで撮れていたと思われます。彩度を上げたことでこってりしたのかどうかを比較するために、右に彩度をいじらなかったTIFFで暗部持ち上げをした物を追加しました。彩度+0.3の効果は限定的のようです。カラー調整の效果が大きいようです。

続いて神保町交差点の夜景です。

f:id:Seamoon:20120919232927j:image:w360f:id:Seamoon:20120919232907j:image:w360

SIGMA DP1 Merrill, f/2.8, 1/30秒, ISO800の撮って出しとSPPで露出-1.5, 彩度+0.7, X3 Fill Light+0.9,カラー調整 6C+1Mで現像したものです。

f:id:Seamoon:20120920010554j:image:w360

↑これは上のSPPの現像をTIFF出力して、DxO Optics Proで暗部を持ち上げたものです。

中華料理屋の看板の赤いネオンが戻ってきています。左手の店の白い発光看板が完全に平常に戻っているのも良いです。RAWには大量のデータが記録されているので、うまく生かしてやることが可能です。何しろ聖橋で45MB、神保町交差点で43MBとD800EのRAWよりもでかいのです。

この巨大なRAWファイルから考えると、オートフォーカスと書き込みが遅く、電池があまり保たないのはいいことなのかもしれません。ちょいと出かけて200枚以上撮って帰ったりすると処理が大変ですw

DxO Optics Proが上手いこと暗部を持ち上げてくれるのでなかなかいい感じです。ただ、1枚目は暗部が赤くなっているのがわかります。