樺太沖海戦2読了

軍艦大スキー横山信義の新シリーズ第2巻です。

ヨーロッパ戦線ではイギリスが単独講和しておりドイツはソ連に攻め込んでいます。アメリカに焚き付けられたソ連は何を血迷ったか苦しい状況下で日本に攻め込ん来て反撃を食って、さらに苦しんでいます。どうなる日本というお話です。

なんというか、このシリーズもアメリカ悪者ですかw 極悪人だと思われていたコーデル・ハルが結構まともだったのは救いですが、前作の巡戦浅間シリーズ同様、戦争大好きアメリカ政府(というか大統領)に苦しめられる日本という展開です。前作は「世界対俺(アメリカ)」という展開でしたが、今回はソ連も敵役です。極東ソ連にさんざん援助を試みたあげくに、ついにアメリカ政府は陰謀を巡らして最終手段に訴えます。どうなる日本。

海戦に比べると陸戦の描写にどうにも切れがないです。いや、海戦の描写も同じような表現の繰り返しなんですけどw 海戦の描写には軍艦への愛が感じられます。