オーディオテクニカのノイズキャンセリングヘッドフォン

通勤途中の音楽はBOSEの耳のせ式のヘッドフォンを使っていたのですが、新宿ビックカメラの店頭デモ機でオーディオテクニカノイズキャンセリングヘッドフォンを試したところ、非常に外部ノイズに強かったので感動してアマゾンで購入しました。ATH-ANC7です。ビックカメラはポイントを考慮しても値引きが小さ過ぎて辛いです。

えらく大きなケースが付属しています。BOSE on-ear headphones BOSE-OEのケースを二回りくらい大きくした感じです。イヤーパッドは堅めでカップが小さく耳たぶを丸め込む必要があります。

問題の音です。スイッチを切ったスルー状態では高音から中音まで非常に弱くて低音が妙に響く感じです。我慢しないと耐えられないレベルの音質です。スイッチを入れると音が大きくなり、周りの音は一気に聞こえなくなります。実に静かです。高音と中音がブーストされて強い低音と釣り合うようになります。ただ、音は伸びが無く余韻がしゅっと消えていく感じです。無音状態では小さくシャーという音が聞こえますが、屋外では環境ノイズの方が大きいので問題なしです。ところがここでスイッチを切ると、低音質回路のスイッチを入れたのかと思うほど極端に音が悪くなり、AACの256Kbpsの音源なのに64Kbpsくらいに圧縮した音源を聞いているような歪んだ体感になります。

通勤で使った場合、電車がほとんど音を立てずにホームに到着して感動的です。全帯域で外部ノイズを遮断してくれるので話し声もほとんど気になりません。車内放送は注意を向ければ聞き取れます。実に静かです。

帰宅途中に気づいたのがピアノやウッドベースの低音が強めに響く部分でビビることです。これは問題です。スイッチを入れた状態でしかビビらないので、電池がもったいないですがスイッチを入れた状態でエージングしてみます。

最悪の結果になってもケーブルがジャックで脱着でき、単体で耳栓代わりに使用できるので良しとしましょう(負け惜しみw)

BOSE-OEの何が気に入らなかったかというと、耳のせ式なので長時間使っていると耳たぶが圧迫されて痛くなるからです。低音と高音がよく伸びて音が暖かい感じは大好きです (中音の伸びが弱い感じです)。BOSEの音が暖かく感じるのは、固く冷たい音が出るオーテクのA900を自宅で使用しているためかもしれませんけどね。音が固く冷たいA900を選んだ理由は眼鏡をかけていても連続装着が楽だったからですw A900にアンプのAH20と組み合わせると、音質はかなり柔らかくなりました。