RIO Karmaを蘇生せよ

ギャップレス再生ができて比較的音が良い(iPodより好き)RIO Karmaを蘇生することにしました。本当はKenwoodの新型プレイヤーもいいかなーと思ったのですが、これは非常に良い音が出てギャップレス再生に対応しているとのこと。本当はすごく欲しいのですが、50,000円弱と少々高すぎます。
Karmaを分解してドライブをチェックします。中にはHITACHIの1.8インチ20GBドライブが入っていました。基盤にねじ止めされており、背中にはバッテリーを背負っています。これは熱でやられるんじゃないかなと思いました。ドライブは完全に死んだ音がしています。これは再起不能です。
続いて秋葉原に出かけて店をハシゴします。どこも1.8インチドライブは扱っていません。たまに見かけても東芝のPCカード形状のものだけ。HITACHIのドライブは2.5インチドライブの縦が半分になったような形状なので全く互換性がありません。やっと見つけたら40GBか60GBドライブです。でかくていいじゃないかと思うかもしれませんが、20GBとそれ以外のドライブは厚みが違うのです。やっとTWO TOPで発見しました。ずらずらっとドライブの値段が書いてあるポップの一番下に、見つけたあなたは大ラッキー、という感じでぽつんと書いてあるではありませんか。大喜びで購入します。1ドライブ10,180円也。
ここで実はついでにThinkPad X32を買おうと思ってニッシンパルに出かけたのですが、人が多くあきらめました。ボーナスが出たから人がどっと出て来てますねー。やむを得ず、700MBの太陽誘電のCD-Rを50枚ほど購入して引き上げます。
ところで、秋葉原はしばらく行かないうちに変な感じになっていて、女装した男がのし歩いていたり、大きな園児服のおねーちゃんがいたり、そういえば、冥土カフェの客引きは見ませんでしたが、これはマニアックな裏通りだけを通ったせいでしょう、なんか無気味です。ただ、裏通りはエロゲー屋が減っており、コピーソフトを売る中国人と中古パーツや新品パーツを売る店が大半を占めていました。これはちょっとうれしい変化かもしれません。
帰宅してすぐに再びKarmaをばらします。素早くドライブを交換して組みなおしますが、操作をロックするスライドスイッチのポッチを折ってしまいました。もうロックスイッチは使えません(^^; さらに、電源スイッチのポッチを半分折ってぶらぶらにしてしまいました。もうスイッチは入りません(^^; スイッチを押すパーツを外して直接爪でスイッチボタンを押すことにします。あとで接着剤で電源のポッチを蘇生する予定です。ロックスイッチのポッチは完全にどこかに行ってしまいました。リカバリー不可能です。
気を取り直して全部組み上げてACを入れると充電開始の表示が出ました。どうやら壊した部分は他にはないようです。電源を入れてみます。RIOのロゴがくるくる回りながらやって来て、さてスタートという瞬間に落ちます。何度やっても同じ。ドライブの微妙なスペックの差が電源回りに無理をかけているのでしょうか。ここでいったん作業を止めて晩飯です。
晩飯を食べてから再びいじってみます。メニューボタンを押しながら電源を入れると、リカバリーモードになりました。ハードディスクのシリアル番号も表示されています。もしや、シリアル番号を覚えていて、交換を拒否しているのかもしれません。Googleで英語のWebページを捜索して、ドライバと(この世代のプレイヤーはマスストレージではなく特別なデバイスとして認識されるのでドライバが必須なのです。日本語のページにはドライバは置いていません。これはだいたいどこも同じでして、特に日本メーカーのバルクパーツ類のマニュアルやドライバは、英語のページに出かけると大概入手できます。で、ドライバが入ったCDを探すのが面倒だったのです)最新のファームアップデータを落とします。すでに最新バージョンになっていますが、この作業でいったん不揮発情報をクリアしてやれば、過去を忘れて新しい人生を踏み出してくれるだろうというポジティブシンキングです(笑)。
無事にファームウェアのアップデートが終わりました。勝手にリブートして無事に起動してくれました。やったぜ。すでにインストールしてあるRIO Music Managerを起動して、iTunes配下を二重管理的に認識してあるライブラリの全転送を行います。現在その転送の真っ最中というわけです。
あー、1万円でいいプレイヤーが手に入った気分(笑)