万年筆を整備する

ペリカンのM400のホワイトトータスのピストンが異様に硬くなっていたのでアマゾンでクレのシリコングリーススプレーを購入して整備することにしました。すでにペン自体は水洗いと乾燥を完了した状態です。

ペリカンの万年筆はペン先がねじ込み式になっているのでこれを外します。丸い軸同士のねじ込みなのでうまく力が入らず、かといってガシッと掴んでしまうとペン先が歪んでしまうので注意が必要です。ペン先を外して軸の中にスプレーでシュッと一吹きすると、いきなりピストンが軽やかに動くようになりました。よっしゃー、これでこのペンもまだまだ戦える。ピストンが固い状態でぐるぐる回しているといつかネジがぶっ壊れるので整備が必要だったのです。本当はピストン部分も分解して清掃したかったのですが特殊工具でもなければこれの分解は無理なようです。

ホワイトトータスの軸は特別生産品という名の限定版のはずだったのにレギュラーに組み込まれてしまって、ちょっと納得いきません。という訳で、以来ペリカンの特別生産品商法は顧みないことにしています。特別生産品のブルーのデモンストレーターなんか限定品のはずなのにまだ売ってるし(出たときに買ってたりするのでいまだに売っていることに違和感です)

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Nikon Z6 + 24-70mm f/4の70mm f/11 1/80秒 ISO 10000撮って出し

手前がホワイトトータスです。無造作撮影過ぎて絞り込んでも奥がピンボケです。マクロレンズと照明でもうちょっと何とかなるとは思いますがまあいいや。