丼を修理する

福岡の西新に住んでいたころ、地下鉄の駅の近くにあった食器屋(20年以上前に消えましたけど)で買った有田焼の丼があるのですが、こいつを土鍋にぶつけて (土鍋を持ち上げて手を滑らせたら下に丼があったという状況)丼にびしっと真っ二つになるようにひびが入りました。ただし、両サイドから進行したヒビは底の部分には到達していません。お気に入りの丼なので何とか救いたいと思ってネットで検索してみました。

牛乳で煮るとよいそうです。牛乳かよと思いましたが、実は週末にミルクティーを飲む関係上、そして牛乳をおよそ250cc以上飲むと腹を壊す関係上、古い牛乳が冷蔵庫に残っていたりします。おそらく腐っていませんが飲むには勇気が必要な状況です。ちなみに、子供のころは牛乳はすぐに腐って固形物と液体に分離していたのですが、最近の牛乳は全く分離する気配を見せないので見た目で判断できません。臭いで判断はしたくありません。以前は何かに注いでいるときに牛乳の流れが滞る(固形物が通過する)のを目撃したら廃棄していました。

丼いっぱいに満たせる分の牛乳はあったのですが、鍋を満たすには足りません。丼になみなみとついで、鍋と丼の間に水を入れて煮込みます。およそ1時間弱ほど牛乳を湯煎にかけてから廃棄しました。

あら、一瞬ヒビを見失いましたがさすがにうわぐすりに入った亀裂は隠しきれません。また、丼の外周部分は牛乳が足りていないのでよく見るとうわぐすりのヒビがわかります。改めてみるとツヤツヤでいい丼だなぁと惚れ直してしまいます(^_^;

とりあえず手で探るとうわぐすりの亀裂がわかるがなんかうまくいっているんじゃないかという状況まで修復できています。今度外周を牛乳で煮てみますが、とりあえずにニシンソバを作って食ってみることにします(年越しそば用に買ったソバが余った時用にニシンを買っていたりします)。熱いソバツユを注いで真っ二つにならなければまだ使えそうです。というかテーブルの上で真っ二つになってソバ汁があふれると大惨事ですけどね。

ちなみに、濃度についてどこにもなかったので飲料の濃度のまま使いました。薄めて良ければ鍋に満たせたと思います。