続々・レンズベビー

購入したのはLENSBABY COMPOSERです。蛇腹タイプのMUSEは鏡筒から手を離せなくなるのではないかと思ったため、これ(COMPOSER)の方が楽だと判断しました。初代や2.0に比べるとCOMPOSERやMUSEは光学系を交換することができるシステムに進化しています。光学系にはダブルグラス、シングルグラス、プラスチック、ピンホール/ゾーンプレートの4種類があります。基本は焦点距離50mm F2で、ピントは鏡筒のピントリングで、絞りは絞り板をレンズの前に落としこむことで調整します。
いくつか撮ったクローズアップレンズを使ったボケボケで滲んだ写真を見ているうちに、これはモノクロフィルタをかけるといい感じになるかもしれないと思いつきました。
実験では露出開放で行ったため猛烈にぼけていましたが、これはF5.6の絞り板を入れて被写界深度を深くして対応します。ザラつきが欲しかったのでISO1600に固定して+10レンズで接写したのが下の写真です。
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ピントリングは最短に固定して身体の前後でピントを調整しているため、可能な限り拡大した状態です。これに+4のレンズを追加装着すると下のようになります。
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プラスチックレンズに交換したのが下の写真です。接写の場合、F5.6ではレンズの違いはあまり出ませんね。
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モノクロにすると多少ぶれてても、カメラの影で一部暗くなっても許せる気がしますw

レンズベビーの絞り板は、2.8, 4, 5.6, 8, 11, 16, 22とそろっています。別売でハートと星型の絞り板に自分で穴をあけられる丸い板のセットもあります。ハートと星型の絞り板のF値は4です。板の材質は磁石に反応するゴムのような物質です。フィルター径は37mmで+4と+10のクローズアップレンズ、0.6倍のワイコンと1.6倍のテレコンが存在しています。レンズ単体では47cmまでしか寄れないため、室内撮影ではクローズアップレンズの存在はありがたいです。なお、フィルターのリングは光学系についているため(鏡筒にはリングがありません)、コンバータをねじ込むと非常に珍妙な姿になります。
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D700を写した写真はレンズの鏡筒部分にピントを合わせているため、ほとんどの部分がボケています。35mm F1.8Gを絞り開放で撮っているため、被写界深度が思いっきり浅い状態です。Nikonのロゴにピントを合わせるべきでしたがあとのまつりです。