エンディミオンの覚醒(上)読了

急速に読み終わりました。第3部の「エンディミオン」の後半で見せたエンディミオンの凛々しさが消し飛んでしまって、再びちょっと間抜け風味の主人公に戻った感じがするのが少々残念かな。アイネイアーのもったいぶった態度もちょっと苛つきますが、これは語り部エンディミオンがその態度に苛ついているってのもありますけどね。

主人公側は全てエンディミオンの視点で書かれているため、エンディミオンが見知った範囲の情報しか入ってきません。色々気になる部分はあるのですが不明のままです。これが結構おもしろいです。後半で妙な事実をばらされてなんだってーだったのですが、上巻最後の引きはこれにつながるのかなぁと思ったりします。

うーん、一気に読まないと放置される伏線が絡み合って訳がわからなくなります。しかもいきなり複数の伏線が回収されまくって事態が急展開したりします。

事態とはほとんど関係ないのですが「ハイペリオンの没落」の下巻でリイ・ハントはコロッセウムで何を見て悲鳴を上げたのか、これがずっと気になって気になってw どこかで明らかになってたのを見落としたかなぁと思うと不安で不安でw