エンディミオンの覚醒(下)読了

おもしろかったっす。一気に読みました。再びエンディミオンが凛々しく活躍してくれて満足です。

エンディミオンの視点からの話になっているため、アイネイアーのもったいぶった話しっぷりにエンディミオンと一緒になってむかついたりしましたが、こんな展開になるとは思いませんでした。

大佐も軍曹も伍長も再び登場したし、失われた惑星も登場したし、大筋に関係する伏線はおおむね回収されたようで、とりあえず満足です。最後の最後で盛り上がりに欠けた気はしますけど、ハッピーエンド(と言っていいのかのう)で何よりです。

気になった謎も訳者の後書きで解決しましたが、個人的に最大の謎であるリイ・ハントが見たものと彼はどうなったのかという謎を解決するべく、再び巡礼の旅に出なければならないかもしれませんw

次のターゲットは積み重なった積ん読を飛び越えて、下巻に挟まっていた2002年11月の折り込みチラシにあった、ハヤカワ文庫ファンタジーのJ・グレゴリイ・キース著「錬金術師の魔砲(上・下)」になりました。「科学と魔術、錬金術が混在する奇妙な18世紀」というあおり文句に釣られて探し回った結果、ハイペリオンシリーズ読了の本日、無事購入に成功しました。古いハヤカワ文庫ファンタジーはなかなか手に入らないのですわ。

どうでも良いけど、シリーズ物の背表紙に絵を入れてくれたおかげでファンタジー文庫からしばらく遠ざかっていた時代がありました。ファンタジーの背表紙のベージュ色の連続が絵入りの表紙の群のところで分断されるため、ここでファンタジーは終わったんだろうと思いこんでしまって数年間。この間は新刊が出ていないように見えるファンタジーを追いかけていませんでしたw かなり昔、ファンタジーのシリーズ物の背表紙に絵を入れ始めた時代の話ですけどね。