SONY HDDウォークマン

SONYがHDDウォークマンを出しましたね。スペック的には素晴らしいですが、お値段は財布を直撃して致命傷を負わせそうな勢いです。音楽の圧縮率によりバッテリー持続時間が変化するカラクリはおそらく、最高圧縮データで25分のデータを先読みするシリコンドライブがあり、それに読み込んだあとはHDDドライブの方は停止させるという事です。圧縮率が下がり(音質が上がる)ファイルが大きくなると、HDDの回転とを止める為のバッファが相対的に小さくなり、ドライブの回転を押さえられなくなるというわけです。つまり、激しく曲を飛ばしたり戻したりしているとバッテリーはすぐに切れそうですね。
48kbps,64kbps,265kbpsといういびつなデータレートのため、大容量を生かして高音質で保存するという事になると、一気にいい点が縮小されます。
自分たちに都合の良いデータだけで粉飾すると(本当は嘘じゃないんだけど)、どんどんブランドイメージを傷つけるってことはわかってないのかなぁ。ソニータイマー伝説もかなり有名ですし(笑)
あと、SONYは携帯音楽機器を作る部門が映像屋を含めて3つあって、開発計画に連携取れていないってのがわかりますね。偉い人はこれを意地でで認めてないようですが、どう見てもてんでばらばらのスペックで添付ソフトも異なり、共通しているのは市場標準の価格よりも強気の値段ってことだけなのが笑えます。うちも親会社は大企業なので、このあたりの横の連携の悪さはよくわかりますけどね。同じセクション内で同じようなプロジェクトを複数動かして予算を奪い合ったり、人を奪い合ったりしてます(笑)