リヴァイアサン クジラと蒸気機関

読み始めました。面白いです。機械化文明<クランカー>と遺伝子工学文明<ダーウィニスト>の世界大戦なのですが、クランカーがドイツ帝国オーストリア・ハンガリー帝国でダーウィニストがイギリス、フランス、ロシア+セルビアという第一次世界大戦前夜の世界になっているのです。ケロシン燃料の内燃機関も登場するのでスチームパンクとまでは行きません。ダーウィニスト側は生物を遺伝子改良しているのですが、それにエンジンを搭載しているのでサイボーグ化した生物文明です。クランカーには多脚陸上戦艦が出てきます。ダーウィニストとクランカーの両方に少年少女の主人公が登場して戦争に巻き込まれるのかな状態です。まだ半分しか読んでいないのでどうなるのかは不明です。つーか、1日で一気に半分読んでしまいました。読み進めてもネタバレは書かない主義なので書きませんけどねw

この新しいシリーズは判型が大きく(横幅は文庫本と同じですが縦が新書サイズで二段組で)お値段も高いです。この本はそれの第一弾です。ハヤカワは文庫のサイズを立てに少し大きくして活字も大きくしたため、1冊に収まる文章が少なくなりました。上下2巻に分けると2千円前後になるため、この新しいシリーズを立ち上げたというところでしょうか。このサイズはお気に入りのブックカバーがないのでちょいと辛いですが、この本が面白かったので第二弾と第三弾も買ってしまいました。2ヶ月に1回の配本ですが、お陰でSF文庫の出版ペースに勢いがなくなった気がします。クリス・ロングナイフシリーズの続きを頼みますw

ちなみにハヤカワ文庫のブックカバーはこれを愛用しています。布製ですがあまり汚れず、細かく微調整しなくても太い本から細い本までうまくカバーしてくれます。