PCをまた買う

ThinkPad X31がほとんど起動できなくなったのですが、1スピンドルで12インチLCDとまともなキーボードを搭載した機種はこれしかありません。今時の流行よりは少々重たいですが、他にはこれを越えるものはありません(主観ばりばり)。
X32はCPUがDothanに切り替わったために1番だけ型番が上がったもので、中身はX32と同じです。IBMの遺児なので、ここではレノボとは呼びません(笑)。キーボードは表面の手ざわりが変わった気がしますが、特に文句はありません。キーボードの中心がボディの中央に来るように右側の2列が縮小されていますが、キーボードがちょうど中心に来るので実に使いやすいです。スペースキーがNの半ばで止まっているのもありがたいです。Nのノートのキーボードは妙にスペースキーを大きくしているため、もうちょっと右側に突き出しています。変換キーを押す時に誤操作しまくりで辛いです。デスクトップのキーボードと同じレイアウトなのはIBMの方です。
購入直後ですがリカバリディスクを作れるようになっているので(X31ではできなかった)、DVD-R2枚で作成します。1枚目は起動ディスクなのでCD-Rで良かったのは作った後でわかりました(^^;。
X31の80GBドライブを取り出して、これに換装することにします。PHA区画(外から全く見えないようにBIOSで保護されたリカバリ区画)を探していろいろいじりますが、実はこのPHAを使用するリカバリ区画は廃止されて、単に不可視のパーティションになっていることがわかりました。
OSパッチを全部入れて、デバイスドライバーを最新のものに更新します。かな漢字変換をWXG3に代えて(これじゃないと使えない身体です)、京ぽんのドライバーをインストールしたところで、起動CD込みで外付けUSBドライブにバックアップを取ります。
80GBドライブを内蔵して起動CDで起動して、USBドライブのバックアップからリストアを開始します。これで移行完了です。
1.4GHzから1.8GHzに移行したせいか、DothanのL2キャッシュが2MBになったせいか、異様に早くなった気がします。あ、メモリがPC2100からPC2700になってるのもあるか。
ちなみに、X32を再び死なせないようにするために、ゼロハリのコンピュータケース(ジュラルミンのアタッシュにショルダーストラップとPC固定用のベルトとアブソーバが付いたもの)も買いました(笑)
X31が壊れたのは満員電車で受けた曲げの力の蓄積なので、今度は押して来た人間が痛い思いをするようなケースで対抗です。液晶を守るために天板をまっすぐ押されないように努力したのですが、満員電車では圧力を完全に殺すことはできませんでした。このケースはA4サイズ対応なのですが、正確には14インチ液晶対応でした。15インチ液晶モデルはアブソーバの窪みが合いませんでした。
予想外の効果ですが、ジュラルミンのアタッシュなので放熱板としても使えます。ふとんの上で使う時は重宝しています(ふとんの上に乗せて使うと熱暴走します)。