ThinkPad X31と格闘する

ThinkPad X31に最初から搭載されていたハードディスクをいろいろいじっていて、現在使用中の80GBのドライブのMBRを壊してしまい、レスキュー区画も常用区画も異常動作するようになりました。でも、初期状態に戻すイメージDVDは作成できました。風邪を引いて頭が痛かったのでさっさと寝ました。これが火曜日の夜です。
こういう時こそ Rescue and Recovery with Rapid Restoreの出番です。だからこそ、前日は早く寝たのです。レスキュー区画も壊れてしまったのでレスキューCDから起動をかけます。ところが、レスキューCDは自分が知っている待避区画の情報と異なるものは認めないようなのです。レスキューCDはT42で作ったものの使いまわしなので万事休す。
まっさらな初期状態のイメージを保存したDVD(Drive Copy Plusで作成)を使って初期状態に戻してから Rescue and Recovery with Rapid Restoreをインストールして1回基本バックアップをとります(まだ何もしてないという認識だから)。その後、USBドライブ(これに本命の待避データが入っている)を繋いでみますが、環境が異なるということで復旧データは読めません。
ファイルのリストアができたので、リカバリデータをUSBの内容で押しつぶします(これができるとは思ってなかった)。この後は本体HDDからファイルのリストアができるようになりましたが、運用中のWindowsのシステムファイルや実行中のプログラムを上書きすることは不可能なので、Rescue and Recovery with Rapid Restoreの環境を丸ごと書き潰すという根本的な復旧はできません。
では、レスキュー区画から起動してファイルのリストアをすべてのファイルを対象に行ったらどうなるか。やってみた所、圧縮を解く作業がCPUに猛烈な負荷を与え、Pentium Mが省電力機能抜きの全開で動くため、発熱がものすごくて動作がほぼ止まってしまう事がわかりました。一晩中扇風機で風を送りながら動かしていましたが、ほとんどリストアはできません(Program Files中のAdobeのところ(アルファベット順の最初)でほぼ動けない状態でいる所を発見しました)。Pentium Mは省電力機能を使わない(使えない)状態だと、恐ろしく発熱するCPUです。これはEQをやるとよくわかります。これが水曜日の夜です。

ファイルのリストアで、Rescue and Recovery with Rapid Restoreのディレクトリを書き潰してみてはどうでしょうか。一瞬USBドライブに待避させた部分が見えましたが、何故かうまく動けません。
Windowsで起動して、USBドライブにある待避データのディレクトリの中にある情報を書いてあるらしいテキストファイル(Windowsのiniファイル形式)を取り出して、プログラムのあるディレクトリにある同じ名前のファイルで書きつぶしてからシステムの復旧を選んでみます。USBドライブ内部のシステム復旧情報が読めました。一気にシステムの復旧に雪崩れ込みます。推定残存時間は266分だそうで、結果を待ちながらこれを書いてます(笑)。
これに成功したら、すぐにレスキューCDを焼こうと心に誓いました。面倒だったからずっとサボってました(^_^;

Rescue and Recovery with Rapid RestoreはバックアップイメージをDVDやCDに待避させることができるのですが、この時点でレスキューCDを作らないとリストアできないわけです。WindowsのメニューにあるレスキューCDの作成を一度も選んでいない環境では、このレスキューCDを作るためのイメージが作成されていないため、待避作業時にレスキューCDの作成をエラーでスキップしてしまいます。FAQによると、Q:毎回レスキューCDを作らされるのはいやだ。A:だったらレスキューCDのイメージを消せばエラーでスキップするぜ。なんてのがありまして、レスキューCDは適当でいいのだろうと勝手に思っていましたが(ThinkPadが3台もあるので使いまわそうと考えてました)、各環境ごとに1枚は作っておかないと酷い事になるぜ、というものだったわけです(笑)