最大瞬間視聴率の胡散臭さ

テレビでものすごいシーンがあると、ものすごい最大瞬間視聴率が記録されますが、これって非常に胡散臭いと思います。なぜなら、決定的なシーンの瞬間に、今まで見ていなかったはずの人がその瞬間にテレビをつけてそのチャンネルを見る、別のチャンネルからそのチャンネルに合わせる、ということは物理的に不可能なわけで、あきらかに数字に操作が入っています。つーか、d20*1してこんなもんだろう、なんて言う感じで数値を出しているんじゃないでしょうか。
仕事の関係で、視聴状況を監視したことがあるのですが、その時は、300台ほどのTVのその瞬間の電源のオン/オフ、視聴しているチャンネルをリアルタイムに監視画面で見られました(システムを作ったのは自分だけど)。同じチャンネルをずっと見ているか、小刻みに切り替えるかの2パターン以外は見られませんでしたよ(笑) 切り替えている所は、いずれどこかに落ちつくか、電源を切ります。
リアルタイムに取得するには常時接続の回線が必要になるので普通はローカルにデータを溜めて、一定間隔で収拾します。電話、携帯、PHSのいずれかを使うと思います。1時間は3600秒なので毎秒のチャンネル情報を集めると3600バイト。おそらく集計すると、何のめりはりも無い数字の羅列になっているはずです。これにお客(スポンサーや放送局)が喜ぶような脚色を加えて発表されていると思われます。

*1:20面体ダイスを振ること